日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです

幸福、お金に対する考察

 
幸福度のランキングが発表されたようだ。
記事にもあるように、日本は53位。
他先進国のランキングを記事から抜粋すると、アメリカ13位、ドイツ16位、イギリス23位、ロシア56位、中国83位らしい。
 
尚、1位はデンマーク、2位はスイスということだ。

 

ここには載っていないが、これと比較するために、国別GDPランキングも見てみよう。
 
 
2014年のものだが、こちらはなんとなく感じている通り、1位アメリカ、2位中国、そして3位が日本。
このGDPは国別、つまり「国の経済力」の指標という意味なので、一人一人となると別だ。
そこで、一人あたりのGDPランキングを国別にしたものがこちら。
 
 
ルクセンブルグノルウェーカタールと、経済的な知名度はいまいちな国が、実は一人あたりのGDPでは世界のトップだ。
このランキングでは日本は27位。
 
日本だけに注目してこれらランキングを整理すると、
 
  • 幸福度:53位
  • 国別GDP:2位
  • 一人あたりGDP:27位
 
自分は経済の専門家ではないので、これらランキングの深い読み方はは正直わからない。
が、ランキングを不等式に当てはめると
 
国別GDP>一人あたりGDP>幸福度
 
になっていることから推測できることはある。
 
少なくとも日本では、国が経済面で世界トップクラスに豊かでも、それを構成している一人一人はそんなに豊かではなく、気持ちとして(幸福度)は、その経済的豊かさほど幸せだ、とは感じていない、という結果。
 
しかし、これで「お金が幸せをうむわけではない」という結果を出すのは、若干短絡的すぎるだろう。
そもそも、幸福はどうやって感じるものなのか。
 
幸福度は、比較や変化の指数だと思う。
例えば、江戸時代の人の生活レベルは、たとえ将軍ですら、現代の一般庶民より下だ。
生活レベルといっても一概にはいえないが、単純に「便利さ」と置き換えても良い。
テクノロジーが発達していないから、当然だ。
エアコンはないから暑かったり寒かったり。もちろん暖をとる方法はあっただろうが、今のようにリモコンのボタン一つで可能なわけではない。
移動も、良くて馬だ。あとはお籠などだろうか。
現在のタクシーに比べれば、快適さでは劣ると思われる(風情、情緒は便利さとは関係ない)
ネットもないから、買い物も一苦労。娯楽も限られている。
 
現代人が江戸時代と同じ生活をすると、相当にストレスを貯めこむだろう。
しかし、当時の人がそれほどのストレスを感じていたとは考えにくい。
 
それはつまり、江戸時代ならば鎖国中で、海外の比較的快適な生活を知らないから、それらにくらべて不便だ、と思う要素がないし、そんな生活になれていた、というところだろう。
 

幸福の感じ方

 
つまり、幸福度は比較と変化で決まる。
幸福度の昔のランキングは見つけられなかったが、恐らく日本人の幸福度がもっとも高かったのは、高度経済成長の頃ではないだろうか。
成長とは、つまり変化のベクトルを表す用語だ。
 
逆に言えば、幸福度が低いというのは、変化が悪い方向に向かっていっていることや、他(国、人)と比較して自分が満足しているとは思えない、ということを表している。
 
 
日本のGDPは、数年前まで世界2位、今は一つランキングを落として3位。
世界で3位ということより、以前よりランクが落ちた、ということが幸福度を下げているのだと思う。
 

世界3位は、それはそれで素晴らしい

 
しかし、200カ国近くある国の中でトップ3ということも事実だ。
ランクが下がったことを悲観してばかりいると、負の連鎖で幸福度はより下がる。
日本は不況真っ只中だが、それでも世界3位のGDPということを意識することも、それはそれで大切だと思う。
 
問題意識をもつことも大事だが、いま享受している幸福を改めて認識することも同じくらい大事で、それらは同時に思想として存在し得ると思う。