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日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです

堀江貴文という人

お金 労働 考え方

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

 

 
刑務所から出所後に最初に書いた本「ゼロ」を読んだ。
以前から、自分と考え方が似ていると思っていた(もちろん、能力、実績などは天と地ほど違う)のだが、この本でさらに堀江氏に共感した。
 

マスメディアの伝える堀江貴文

 
マスメディアを通して見る堀江氏は、とにかく派手な印象だ。
福岡随一の名門校久留米附設中、久留米附設高を卒業後、東京大学に現役で合格。
ベンチャー起業を立ちあげ、財を成し、六本木ヒルズに住む。
「稼ぐが勝ち」というインパクト抜群の書籍を出版。
時代の寵児ともてはやされ、球団買収などの話題も。
その後に逮捕、収監だ。
 
本当にごくごく一部をとりあえげてもこれだけの経歴があって、人生自体が派手と思わない人はいない。
実際にこの本の中でも吐露しているが、弱い自分や、努力する自分を隠し、敢えてセンセーショナルな発言、行動をとることによって、世間の反応を面白がっていたところもあるという。
 
しかし、堀江氏に限らず、マスメディアが限られた時間や様々な規制の中で紹介できる人の像は、どうしても限られてくるし、偏ってくる。
 

堀江氏の語る堀江氏

 
堀江氏は、福岡の八女という、福岡の中でもかなり田舎に生まれる。
本を一切読まず、野球中継をみることしか興味が無い父親と、かなりヒステリックな母親の間に育ち、いわゆる英才教育のようなものはこの時点ではかけらもない。
堀江氏が唯一恩師と呼ぶ学校教師に、久留米市(八女から一番近い都会)の学習塾に行くことをすすめられて行った塾は、英才教育と呼ぶには「普通」過ぎるだろう。
 
本を読まない家庭に唯一あった書籍が、百科事典。
堀江氏はこれを、調べ物のためにではなく、書物として「あ」から順番に読んでいたという。
 
名門久留米附設でも、成績は全然よくなく、東京大学に現役で合格したのは、実家から出る為の最高の説得材料になるから、というもの。
その時の努力は、ユニーク且つ半端ない。
 
大学入学後も、麻雀にはまり全く勉強しない中で、自分の生き方を模索していった時に、没頭するものがコンピュータだと確信し、その後は、すざましい勢いでコンピュータに没頭、その流れで起業。
 
仕事の鬼のように見える一方、人間臭い部分も多くある(寧ろそちらのほうが堀江氏の本質かもしれない)。
起業後、仕事に没頭する中でむかえる離婚。
独りになった時の喪失感で、一時期は相当に乱れた生活をしたらしい。
 
ここでもわかるが、堀江氏は「さみしがりや」だ、と自分を分析している。
仕事の鬼になれるのは、仕事をすれば、人と関わることになるから。
獄中一番つらかったのは、独りになったときだそうで、看守に「話し相手になってあげよう」と言われたときは、声を出して号泣したらしい。
 

堀江氏が働く理由

 
そんな彼が本当に働く理由は、メディアで勝手に作り上げられたイメージの「金・富」の為ではない。
 
一人でも多くの人に笑顔になってほしいからだという。
 
自分の文章ではうそ臭くなるが、この本の文章からは、それが堀江氏の本音だということが溢れている。
 
働くことに悩んでいる人は、ぜひ呼んでいただきたい。
働くことのすばらしさを知ることができるのではないだろうか。