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日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです

ネット上での規制の難しさ 〜若干昨日の続き〜

考え方 テクノロジー 音楽
 
食べログの口コミに関して、飲食店側の請求を棄却する判決が出たようだ。
経緯に関しては詳しくないのだが、40分待たされたという口コミの削除依頼ということで、おそらくだが、そんな事実がないのに書き込まれて迷惑している、というものだろう。
もしそうでなかったとしても、そういった事例が沢山あると思うので、これに関しての考えを投稿しておく。
 
ネットは顔が見えない匿名性の高いツールだ。
その匿名性の高さを利用したコミュニケーションが、良く作用することもあれば悪く作用することもある。
 
残念ながら、マスコミなどでは悪い面ばかりが強調される傾向にあるので、敢えて良い面から。
 

ネットの匿名性の”利点”

 
匿名性が高いということは、つまり「本音が言いやすい」ということに繋がる。
ネット普及以前でも、サラリーマンは仕事後の居酒屋で、上司の陰口を肴に酒を飲んだものだ。
そこに上司がいたら絶対に言えないことを、気のおけない仲間に吐き出すことによって、普段の鬱憤を晴らしていた(つもりになっていた・・?)。
 
本当に主張したいことは、本人に直接言うべき。
確かにそのとおりだ。
一方、主張をさせない空気をつくっている上司の方には問題がないのかも考えなくてはいけない。
また、「べき」論はさておき、そこに本音があることは否定出来ない。
 
日本人は特にシャイな国民性だからか、空気を読むことが大切だったり、本音を言うのは抑えたりする癖があるようだ。
 
まだ自分が若かりし頃、ライブハウスに出演後に、来てくれたお客さんに感想を聞いたら、ほぼ100%に近い確率で、「良かった」という反応だった。
そんなに良かったら、そのバンドはかなり売れるはずだ。
実際には、良かったと感想を述べた人の中で、その次のライブにも足を運んだのは50%以下だ。
こちらの割合のほうが「本音」が出ていると判断すべきだろう。
 
演奏者サイドはどう思っているかというと、結構本音を聞きたいものだ。
「良かった」と言われると、もちろん嬉しいのだが、改善点を見つける役には立たない。
音楽という定まった尺度のないものをアウトプットしている者にとっては、自分が良いと思うものが本当にオーディエンスも良いと思っているのかどうかが気になるもので、「良かった」という反応で、「そうか、良かったのか」とは思えない。
 
つまり、本音を聞く機会というのは、なかなかない。
聞きたいにも関わらず、だ。
 
その点、食べログのような口コミが掲載されるサイトは、アウトプット側(今件だと飲食店側)がもっとも知りたい、客の「本音」を知ることができるというメリットは大きい。
飲食店にも、音楽と同じように定まった尺度がないからだ。
 
飲食店で堂々とクレームをいう人もいるが、直接クレームを言う勇気はないものの不快に感じた、という人の意見も、アウトプット側ならが聞きたいと願うだろう。
また、サイト閲覧者はそれらが損得勘定なしの意見だとみなしているので、飲食店自体が書くおすすめの内容よりも信頼が持てる、ということもある。
(飲食店自体の書くおすすめ内容は、損得勘定が多分に含まれているのが当たり前だ)
 

ネットの匿名性の”欠点”

 
悪い点は、ご存知、無責任に嘘を書けること。
スマイリーキクチさんの事件のような悪質なものもある。
 
正直、ここまでになると規制をすべきだが、日本のネット犯罪に対する対応は非常に遅い。
もっとここは重視してもらいたい。
 
とはいえ、この事件のような、相手が「個人」の場合と、飲食店のような「組織」の場合は、事情が異なる。
 
確かに食べログの口コミの中には、愉快犯による嘘の書き込みもあるかもしれない。
しかし、それはネットが普及した現在では、ある程度避けられないと言わざるを得ない。
その反面、そこに法的な規制が入っていない(または最小限の規制しか無い)からこそある利点も多いのだ。
 
今件で言えば、その口コミが嘘だったとしても、恥じることのない営業をしていれば時間が解決する問題ではないのだろうか。

 

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※嘘を書いている人を正当化しているものでは決してありません