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日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです

大学の質を高めるために僕たちができること

労働 教育 考え方
 
日本の大学に「良く」なってほしい。
そのために僕たちができることは何だろうか。
これは、大学生、受験生(つまりいまから大学に行こうとしている生徒)、それらを子供に持つ親、高校までの教師、そしてそれ以外の人全てのひとの協力が必要だ。
 
それは、大学に行く、筋の通った理由を明らかにしていくこと。
大学の存在意義を社会全体で考え直すことだ。
 

手厚い待遇のシンガポール国立大学

 
冒頭のリンクにあるように、イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が発表する大学のランキングが発表され、アジアの大学ランキング、日本の最高学府である東京大学が、これまでの3年連続トップから7位に転落したという。
 
ちなみに、評価基準は「教育の質・学習環境」「生徒と教員の国際性」「研究の質」「論文被引用数」などの13項目だ。
 
代わって1位になったのは、シンガポール国立大学
なんと、この大学に入ると、家賃・学費・入学の際の引越し代・渡航費を全て大学が負担してくれるうえに、月10万円のお小遣いまでもらえる
 
なんとも手厚い待遇で、これなら学生の経済力による学習環境の差が縮小され、より優秀な学生を輩出出来る可能性もある。
 
今回のランキング1位に輝いたことの要因の一つには、こういった手厚い待遇があることは否定出来ない。
 

現状の日本では、同じ待遇は不可能

 
所変わって日本。
日本の大学に、シンガポール国立大学のような待遇があるところはほとんどない。
理由は、そういった発想をする以前に、充分なカネがないのだ。
では、なぜ充分なカネがないのか。
その一つの要因に、大学の数の多さと、大学生の多さがある。
 

大学に行く理由

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現在の大学進学率は6割弱。まだ上がり続けている。
そもそも大学は何の為に行くのかという問に対して、「将来の仕事に役立つ勉強がしたいから」という答えが最も多い。

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最もな理由だが、よくよく考えればそれが、就職とセットになっている。
勝手な推測なことは承知のうえで、就職がしやすい学歴をつけたい、というのが本音、という人も多く含まれるのではないか、と思ってしまう。
 
しかし、こういった考えに陥ってしまうのもの無理はない。
なぜなら、大学卒業という肩書は、実際に今でも充分な効果があり、大卒が条件という企業もあるくらい就職にも有利、入社後の給料も、大卒入社組と高卒入社組ではっきりと分けている(大卒のほうが高い)ところもある。
 
こういった状況をみて、我が子に苦労をさせたくない親や高校教師は、なにはともあれ大学にいってほしいと願う。
 
学生、企業、その周りの人達にそういった空気がただよい、本来の大学の存在意義が霞んでいる(本来の大学の存在意義は、学問、研究)。
 
結果、大学の数や進学率だけは増え続け、税金でまかなえる金額に収まらない程になっている。
 

社会全体で、もう一度大学のありかたを考える必要がある

 
もういい加減に大学のあり方も社会全体で変えていかないといけない。
 
大して好きでもない学問に貴重な時間とお金をつぎ込むくらいなら、他のことにかけたほうがよっぽど良い。
とにかく、みんなが行っているから自分も、というわけのわからない空気の読み方をしないこと。
本人も当然だが、周り(特に親)もそういった無責任なレールを敷かないこと。
企業側も、大卒という肩書以外のところを重視してみるように努めること。
 
社会全体で意識改革をしていけば、大学進学率も大学の数も必要な数字に落ちる。
しかし、それは決して悲観的なことではなく、少数精鋭の組織となるきっかけとなるのだ。
数が減れば、国からの投資のハードルも下がる。
 
大学は何のためにあるのか。
大学は何のために行くのか。
すべての人がもう一度考えてみる必要がある。