日々じゃーなる

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テクノロジーと発想で社会現象が起こる

最近話題になっている2つのものの共通点を探ってみよう。
 

Music Videoという名のMusic Video

音楽関係者としては正直遅すぎて反省しているところだが、岡崎体育のMusic Videoを最近になって初めて見た。
 
話題にもなっているし、再生回数もあがっているだけあって、素晴らしい作品だ。
何よりも、コンセプトが面白い。
Music Videoという名のMusic Videoで、Music Videoの「あるある」を曲にのせて連発している。
そのどれもが、「あー、あるある」と思わず唸りたくなるものばかりで、製作者のセンスが抜群に光る。
最後のオチまで含めて、純粋に楽しめる作品だ。
 

もはや社会現象、ポケモンGO

 
こちらは、もう話題になりすぎて、社会現象と言っても良いレベルに達している。
ここまで人気が出た理由も、様々なメディアやブログ、Twitterで分析されているようだ。
やっていないくせに自分も勝手に分析してみると、ゲームのシンプルさゆえのターゲット層の広さ、リアルな場所にバーチャルなモンスターがいるというコラボレーション、といったところではないだろうか。
 

Music VideoとポケモンGOに共通していること

 
これらふたつに共通していること。
それは、どちらも発想勝負というところだ。
 
Music Videoの方は、映像と音楽だが、特に新しい技術などが使われているわけではないだろう。
自分は映像の専門家ではないので詳しいことは言えないが、「あるある」という映像を演出しているという時点で、これまでにあった技術の組み合わせだということだと言えるはずだ。
 
同様にポケモンGOを考えてみると、GPSで端末のある場所を利用、ゲーム製作サイドが配置しているポケモンをユーザーが取りに行く、ユーザーがスポットに行ってアクションを起こす、こういった中に目新しい技術はない。
 
尚、2つとも素人にはまったく気づかないレベルの緻密な「新しい技術」が使われている可能性はあるが、ここまで話題になっている最も大きい要素とは思えない。
 
この2つは、とにかくその発想がユニークだ。
Music Videoならば、Music VideoのあるあるをMusic Videoにしてみようという発想。
ポケモンGOなら、自分のいるリアルな場所にポケモンがいて、捕まえられたら面白そう、という発想。
どちらもコロンブスの卵のように、発想出来そうで、出来ない。
 

発想の源泉はアンテナ

 
アーティストのMusic Videoを見るときに、自分もなにかおもしろいMusic Videoを作りたいと考えながら見ないと、こういった発想にはたどり着かない。
ポケモンGOは、Ingressというゲームが影響を与えているらしいが、そのゲームを楽しむだけでなく、それをヒントに新しいゲームを作れないか、と考え抜いた結果だ。
 
You Tubeもある意味そうかもしれない。
ブロードバンドが爆発的に普及していくなかで、誰もが投稿できる動画サイトを立ちあげて、誰もが閲覧できるようにするというのは、技術というより発想に近い。
ちなみに、You Tubeはインド洋の大津波を報道した映像が、実はプロのカメラマンのものではなく、一般市民による撮影で、そこに世界中の人が釘付けになった、ということにヒントを得ている。
 
これも、プロのカメラマンよりも普通のカメラを手にしている市民のほうが数が多いのは当たり前で、ブロードバンドという環境も、市民のカメラ保有率も、誰もが知っているのに、動画サイトを立ち上げたら面白いという発想にたどり着くのは、アンテナを張っている人のみ、という良い例だ。
 
テクノロジーは、良くも悪くも時代を動かす。
しかし、時代を動かすのはテクノロジーだけでは足りないのかもしれない。
そこには、それをどう利活用したら「面白く」なるか、という発想のためのアンテナが不可欠だ。