日々じゃーなる

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責任は誰に?自動ブレーキ事故

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記事によると、追突された方の夫婦も軽傷ということですが、一歩間違えば命の危険もあります。

自動ブレーキが機能しなかった理由として「暗くて雨が降っていたため、前の車を検知しなかった」とありますが、これが本当ならば自動ブレーキ機能は全く役に立ちませんね。

なぜなら、暗くて雨が降っている状態は、人にとっても視界が悪く、そういうときにこそ自動ブレーキ機能が必要だからです。

これで検知しなかったら、ヒューマンエラーを減らすという最も重要な開発目的が達成されていないことになります。

 

 

私は自動運転車に期待しています。それは上記したように、それによってヒューマンエラーがなくなるからです。

国内の年間交通事故死亡者数は、減ってきたとは言え年間4000人弱です。一日あたり10人以上のペースですよ。大問題です。

ある統計によると、交通事故の8割以上は、ヒューマンエラーによるものだ、ということです。

これは、統計手法によって割合が変わりますが、実際の体験上大きくハズレた数字ではないと感じます。

つまり、ヒューマンエラーをなくせば、交通事故件数は現在の2割まで減るということです。

ヒューマンエラーは、人さえ運転しなければ確実にゼロになりますが、実際のところは

・人が全く運転しなくなることはない

・ヒューマンエラー以外の原因

ということなので、交通事故がゼロになることはないでしょう。

少しでも減らす方法を模索し続けなければいけません。

後者の理由でおきた事故が今回の事故ならば、ある意味予想できた事故ではありますが、それにしたって原因がしょぼすぎます。

プログラムのバグで、と言われた方が、まだ「それはありえるな」と思いやすい。

 

 

もう一つ、記事によると今回の事故では、運転者と指示を出した社員が書類送検されています。

書類送検だけでは前科はつきませんが、それにしたって人生で書類送検されることなんてまずないのですから、大きな出来事です。しかもちっとも嬉しくない出来事です。

 

運転手は同乗した社員に、ブレーキを我慢するように指示されました。

では、この社員はなぜブレーキを我慢するように指示したのでしょうか。

それは当然、自動ブレーキの機能を試してもらいたかったからでしょうが、そういったオペレーションがあるのならば、そのオペレーションを作った人の方により大きな責任があるでしょう。

また、暗くて雨が降っている時は前の車を検知しない、という注意がされていたのに指示を出したのならばこの社員に責任がありますが、そもそもそのくらいのことで検知しない自動ブレーキならば、導入前に開発元に文句を言うはずです。

だとすれば、自動ブレーキの開発責任者に実は最も重い罪があるのではないでしょうか。

一番の被害者は軽傷を負った夫婦ですが、その次の被害者は、指示通りにブレーキをかけなかっただけなのに、書類送検されてしまった運転手ではないでしょうか。

 

これらの問題は、将来自動運転車が普及した時に起こった事故の責任を誰が負うか、という問題と同質の懸案事項を含んでいます。

自動運転にもレベルが4段階ありますが、最高レベルの完全自動運転ともなると、エンジンをかけたり行き先を指定したりする以外はすべて人工知能まかせで、アクセルもブレーキもハンドルにも一切触れる必要がありません。

そんな状態で事故が起きた時に、乗っているだけの人に責任があったら不満爆発でしょう。

完全自動運転車に乗るというのは、タクシーに乗っているのとほとんど同じです。

タクシーが事故って利用者に責任を押し付けるタクシー会社があったら、多分そのタクシー会社は炎上して倒産しますよ。

 

 

人の命を救う為のテクノロジーです。

しっかり原因を追求し、交通事故減少の為に尽力していただきたいと思います。

 

 

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