日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

保護したいのは文化、いや本音は違うんじゃないかな・・・

business.nikkei.com

 

はんこねぇ、、、

はんこ業界以外の人で、本当にそれが必要って持っている人ってどのくらいいるんですかね?

 

記事のタイトルにもありますが、文化保護という見方があるんですね。

文化は必要・不必要とは関係ないと思って良いので、はんこも保護されるべきものなのかもしれません。

 

ただ、いろんな手続きにはんこが必要、というところが解せないんです。

正式な手続きにはんこが必要、なぜなら文化を保護すべきだから、、、

んー、釈然としません、、

 

ぶっちゃけちゃうと、はんこ業界が守ろうとしているのは、はんこ文化ではなく、そこから生まれる利益じゃないの、と思っちゃうのは私だけではないはずですよ。

 

はんこに限らず、役所のペーパーレス化も、民間のそれと比べると全然進んでませんよね。

はんこの文化、と言えばまだわからなくもないですが、紙となると、和紙でもない限り文化とは言えないと思います。

 

じゃあ、なぜ役所ではペーパーレス化されないのか。

一つは、紙を使うことで利益を得る人の保護。

もう一つは、これまでのやり方を変えるのが面倒だから。

違うんですかね?

 

文化という概念は合理性に対抗する良い武器になるので、それを利用しているだけのようにしか感じません。

文化の色をあまり感じない紙ですらなくならない(ペーパーレス化しない)のだから、文化という色を持つ(らしい)はんこは、よりなくなりにくいのかもしれません。

 

 

音楽って文化ですよね?

でも、少なくともポップスやっているミュージシャンが、国から保護されているって感じることはありません。

著作権を守る法律はありますが、それを守らせているのは民間のJASRACです。

 

私たち音楽業界の人間は、「優れたものは残っていくはずだ」という考えのもと、国からの保護がなくてもなんとかやっていっています。

淘汰されていく人や曲は、優れてなかったからだ、と思うようにしています。

 

はんこは、正式な手続きに使われ続けてまで守らなくてはいけない文化なんでしょうか・・・