日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

しつけか虐待か

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親の身としては、耳をふさぎたくなるような痛ましい事件は、少しでもなくなってほしいと強く思います。

 

親は子どもを教育しなくてはいけませんよね。

 

親による子への虐待で、捕まった親が「しつけの一環でやっていた」という供述をするはよく耳にします。

 

その中には、自分の罪を少しでも軽くするため、という人もいるでしょうけど、一部には本当にしつけと思ってやっている人もいるはずです。

 

もちろん、死に追いやったらどんな理由も受け入れらませんが、ある程度の体罰では、しつけの一環だと思ってやっている人がいても、そうだろうな、と思います。

 

来春から、しつけであっても体罰は法律で禁止になります。

ちょっとだけ頭をゴツンとしたり、もたもたしている子のおしりを軽く叩くのも、だめ、ということですね。

 

子どもを持っている親ならば、しつけの中から完全に体罰をなくすことは相当にムズカシイと感じると思います。

だから、この法律には反対、という気持ちもわからないでもない。

 

でも、私はこの法律に賛成です。

 

変な話ですが、法律って「絶対に」守らなくてはいけないはずですが、実際のところゆるい部分も結構あります。

 

自転車の二人乗りは道路交通法違反ですが、たとえ警察がいても、そのくらいではそうそう捕まえません。

スピーカーで「だめですよー」って言うだけで終わるケース、見たことあるでしょ?

私も言われたことあります(ごめんなさい・・)。

車通りの少ないところでの、歩行者の信号無視とかもそうですね。

 

私は、上に書いたような、親がしつけで頭をゴツンとするといった程度で逮捕させることはないと思います。

 

じゃあ、法律を作る意味がないかと言えば、そうじゃない。

 

これまでは、となり近所から明らかにいき過ぎた体罰をしている音が聞こえてきても、その時点では違法とは言い難いし、他人の家の教育方針に口出しするわけにはいかない、という理由で文句を言えなかった人は結構いたんじゃないですか?

 

いや、実際に文句を言いに行っても「うちのしつけに文句つけんな」と突き返されることもあったかもしれない。

 

でも、これからは、体罰の時点で間違いなく違法。

警察だって、通報があったら動かざるをえない。

 

これまで虐待によって最悪の結果になってしまった事件は、事前に誰も知らなかったわけではないはずです。

でも、それを止める権利を誰も持ってないから、死やそれに近い被害が出てからでないと、警察を始めとした周りも動きづらかったわけですね。

 

 

法は最低限の道徳です。

本当はこんな法律作らなくても、法律以前の道徳で予防できたらそれが良いに決まってます。

でも、いろんな人がいて、法律という最後の武器を使わないと防げない事件があるのならば、作ったほうが良い。

 

1件でもこんな事件が減らせるきっかけになれば、と思います。