日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

シベリア鉄道に思いを馳せる

headlines.yahoo.co.jp

 
冗談とも思えてしまうくらい壮大な計画だが、どうやら冗談でもないらしい。
 
シベリア鉄道というと、地球最大の大陸であるユーラシアを横断する鉄道、もちろんその長さはぶっちぎり世界最長の9297キロ。
 
北海道最北端から、鹿児島の最南端までの直線距離でも2000キロ弱、赤道一周40000キロということを考えると、その鉄道距離がどれだけ長いかが分かる。
 
これと日本が繋がるというのだから、なにかしらの大きな期待をしてしまう。
 

シベリア鉄道のことを軽く調べてみた

 
シベリア鉄道は当然ロシアが舞台(?)になるので、車内は日本語はおろか、英語もスムーズには通じないそうだ。
 
ロシアといえば、寒さゆえなのか、ウォッカを始めとする度数の高い酒が有名だが、有名所とあってロシア人の酒の強さは凄まじいらしい。
 
実際、自分も海外滞在中に、当時20歳のロシア人双子姉妹(日本ならば余裕でモデルになれるほど美人でスタイルが良かった)と友達になったのだが、二人とも見た目や雰囲気とは裏腹に酒にはめっぽう強く、自分自身が情けなくなったほどだ。
 
乗客の多くが泊まり込みでの利用ということもあり、車内で宴会ムードになることも珍しくないそうだが、現地の人と飲む時は、そういったロシア人の酒の強さを踏まえていないと痛い目をみるらしい。
 
1万キロ近くの端から端まで乗車する人は少ないが、その一部でもそんじょそこらの鉄道よりははるかに長いので、変わりゆく景色や気候を楽しめる。
そして、それ以上に多種多様なひとと出会えることは最大の魅力だろう。
 
電車という閉じたスペースで多様な人との出会いを楽しめるという、一見矛盾したような現象が起こることが興味深い。
 

ロシアと日本の距離が縮まる

 
冒頭のリンクのように、これが日本に繋がったら、ロシアへの観光客は間違いなく増えるだろう。
 
正直これまで旅行先にロシアというのは考えたことがなかったし、知り合いにロシアに旅行に行った人も少ない。
 
それには国家間の政治的問題や社会システム、気候の違い、言語の問題などさまざまな要因があるだろうが、そのなかの最も大きな要因の一つは、交通の便だろう。
 
また、ロシアの首都はモスクワで、それはそれは遠いので行くとなると本当に一苦労だが、ロシアの東寄り地域ならば、ハワイに行くよりは断然近いはずだ。
 
しかし、そこには今のところ日本人にとって認知度の高い観光都市がない。
故に、ロシア自体に行くという発想が思い浮かばない。
ロシアという国はみんな知っているのに、だ。
 
これが、鉄道でつながるとなると、一気に距離が縮まる。
有名でなくとも、ちょっと行ってみたいという人にとっては、鉄道でいけるなんて夢のような話だ。
 
ロシアももちろん大国。
政治的な外交は政治家に任せるとして、民間レベルの国交もスムーズになされるのが望ましい。
その一役を担ってくれる鉄道になってほしい。