花見の季節ですね。
これまでの経験上、花見の季節、つまり桜が咲く時期は、屋外で楽しむのには若干寒すぎると感じます。
お酒を飲んだら寒さは麻痺しますが、それは本来の防衛(防寒)本能が薄まっているだけなので、喜ばしいことではなく、そのしわ寄せは「風邪」という形で到来します。
それに、お酒が抜ける時は同時に体温も抜けていく気がして、通常より寒く感じるのは私だけではないと思います。
それを経験上みんな知っているから、花見の間酒を飲み続けます。
そうすると翌日二日酔いが押し寄せて苦しみます。
つまり、酒が抜けるときの寒さと二日酔いの苦しさを天秤にかけなくてはいけなくなります。
花見は過酷ですね。
ちなみに、上記経験は過去の話で、現在は酒を飲まないので、花見も防寒対策さえしていれば健全に、長く楽しむことができますし、次の日にも引きずりません。
前置きが長くなりましが、花見は読んで時のごとく、花を見る行為、のはずです。
しかし、日本は年度開始が4月で桜の咲く時期に重なることもあり、入社、入学祝いの為に飲み会をしたくてうずうずしているため、そこに日本独特の風情を加味して、花見という名の飲み会にしています。
つまり、花見は花を見る行為ではなく、花を見ながら飲む行為で、「飲む」方がメインです。
最も最近は酒を飲まない飲み会も結構あり、ノンアルコール花見も結構あるのかもしれません。
いずれにしても、花を見る事がメインでないことは皆さん薄々、いや寧ろはっきりと感じているでしょう。
何を言いたいかというと、言葉と内容には差があることがしばしばある、ということです。
豆腐と納豆は、その意味からして反対ではないかというのは有名な話です。
下駄が入っていなくても下駄箱です。
大人でも少年隊だし、活動拠点が関東でもキンキキッズです。
サザンオールスターズの桑田佳祐さんは、夏が意外に苦手だそうです。
(最後のはあまり関係ありませんね・・・)
そういえば、サボるという言葉の由来は、フランス語のサボタージュです。
サボタージュ
フランス sabotage
(名)スル
〔もとフランスの労働者が争議中木靴(サボ)で機械などをたたきながら意思表示したことにちなむ〕
① 労働者による争議行為の一。仕事には従事しているが,意図的に仕事の能率を低下させること。怠業。サボ。
② 一般的に,怠けること。
おそらく日本でサボるという言葉の認知度は、残念ながら(?)皆勤という言葉よりも高そうですね。
その語源がサボタージュ。
実はわたしはサボるという言葉とサボタージュという言葉と、別の機会に知って、後ですり合わせました。
そして、サボタージュという言葉から受ける印象は、「なにかしらカッコイイこと」でした。
実際の意味とは異なっています。
いや、深読みすれば、怠けることがカッコイイこととも言えるのでしょうか。
言葉って面白いですね。