日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

当事者にしかわかりません!

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音楽に関わることなので、触れないわけにはいきませんね。

協調性のない行動をする中学生に日野さんが暴力を振るった、というニュースで、各メディアが大きく取り上げています。

 

私はまず、日野さんが74歳ということに驚き、年齢に関わらず勢力的に活動されているな、という感想をいだきましたが、、、

 

私の意見を結論から言えば、今件に関しては一般論が通じず、言及できない。

もう少し突っ込んで言えば、当事者2人、または直近の関係者でないとわからない、と思います。

 

今回日野さんが暴力を振るった原因は、男子生徒がソロ演奏をやめず、スティックを取り上げても手でたたきはじめたたためだとあります。

その行動は確かによくないように見えます。協調性を欠いた行動という意味ではそうです。

 

しかし、音楽でステージにあがるということに関して言えば、協調性が多少なくたって歴史に名を残したミュージシャンはたくさんいます。

協調性がない、ということろだけで判断するのではなく、総合的にみればアリなのかも、というところが音楽にはあります。

 

誤解のないようにしてほしいのが、協調性がないことを正当化しているわけではなく、その欠点を持ってる人でも優れた人がいる、ということを言っているのです。

 

この件に関して言えば、総合的にアリかどうかなんて当事者しかわかりえないでしょう。

 

次に、今回これが問題になったのは、暴力が絡んだからです。

輪を乱す行動を正すために暴力を使うというのがゆるされるかどうか、ということですが、これだってやっぱり当事者しかわかりません。

 

 

暴力がよくないことなんて誰でもわかっています。しかし一方、個人レベル、生活レベルで暴力が一切なくなるというのは想像できません。

良い悪いではなく、それはあってしまうものだと思います。

 

だとすれば、それはどんな理由でなされたものか、ということを考える必要があります。何が何でも暴力はだめ、なんて言い始めたら思考停止です。

 

私だって、完全に暴力がない世の中になれば良いと思います。しかし、もし本当にそれを望むならば、なぜ暴力がなくならないのか、なぜ暴力を振るってしまったのかを考える必要があります。

感情を抑えきれないバカが暴力を振るっただけだ、なんて言って暴力がなくなるのならば、とうの昔に暴力はなくなっています。

もっと言えば、「暴力反対!」という中身のない思想が、別の暴力を生むのではないでしょうか。

 

今回の件、暴力というところだけをみて、暴力はダメよね、といえば確かにその通りです。でも、それだけではニュースで報道する意味なんてほとんどありません。

当事者同士にしかわからないことはさておき、自分が当事者になったら、暴力を使わずにどいうった解決策があったか、ということを考えるほうが、日野さんバッシングをするよりもはるかに有意義な時間、エネルギーの使い方だと思います。

 

 

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