日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

力が暴れる、それが暴力

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まだ全容解明されていないのでなんとも言えませんが、暴力を振るっていたと仮定します。

 

少し前にジャズトランペッターである日野皓正さんが生徒をビンタした事件がありました。ビンタだって暴力です。

私は同じ音楽(と言うとおこがましですが、、)の世界にいる者として、やはり暴力行為は許されない、と思います。

あの生徒の行為がよくないことだったとしても、それを暴力をもって抑える、という行為が良くない、という意味です。あの生徒の行為を正当化しているわけではありません。

 

今回は横綱の暴力です。日本の国技である相撲、その頂点が横綱。その力士が暴力をふるった、というのですから、これはとんでもないことです。

 

日野さんのときも今回も、暴力に対して必ず賛否の意見が出ます。

たまには暴力も必要、暴力で痛みがわかる人間になる、などなど。

 

私は、この考え方には賛同できません。暴力って読んで字の如く、力が暴れているのです。制御できないから暴力です。

 

暴力をふるわないと絶対に解決できない問題ってありますか?日野さんのときは、言っても聞かないから暴力をふるったそうですが、外に連れ出せば良いだけでしょう?

 

今回はプロの格闘家がおこした暴力事件です。先輩、後輩、同僚という関係であっても、そこに暴力行為は絶対に許されません。土俵の上で行われているのは試合だから許されるし、制御する第三者もいます。

 

これは教育に関してもそうです。

躾という名の下の体罰は、昔から違法であるにも関わらずっとありました。暗黙の了解、といったところなんでしょうか。

しかし、それが心の傷になって人生に影響をおよぼすこともあります。

精神的に弱い方が悪い、という見方をする人もいますが、人間は弱肉強食ではありません。人はみな平等でないから、公平になるように社会的な努力をすることが大切なんだと思います。

 

暴力をふるわれたその瞬間の、防衛としての暴力以外は全てダメ、社会はそれを目指すべきです。

もちろん、そう言ったって暴力がゼロになることはかなり難しいでしょう。

しかし、目指すということをはっきりさせる事が大切です。

 

全く違う話ですが、車のシートベルトは私が小学生くらいの時までは、ごく一部の人しかしていませんでしたし、飲酒運転の罪も軽いものでした。

それが今はシートベルトをするのが当たり前、飲酒運転は重罪です。

 

社会はこうやって変われるのだと思います。

暴力はダメだ、というのが今よりももっともっと深く浸透する事が大切だと思います。

 

 

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