日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

良い教育環境とは?

「アンパンチ」で暴力的に? 心配する親も…メディアの暴力シーンは乳幼児にどう影響?(オトナンサー) - Yahoo!ニュース

 

アンパンチを真似する子がいるのは事実です。

ただ、アンパンマン以外にもそんなものはたくさんあります。

それを全部否定したり排除したりするのは不可能です。

 

アンパンマンは子供向けだからNG、という見方もありますが、子供は子供向けかどうかを判断しながらテレビや動画を見ているわけではありません。

(あまりにも過激なものに関してはR指定が入っていますね)

 

結局大人が善悪を教えるしかありません。

 

良い教育環境というのは、善悪が混在している環境です。

そう思う理由は、社会がそうなっているからです。

 

良いものも悪いものもある中で、何が良いのか悪いのかを大人もいっしょに考えていく。

悪いと思われることを排除し、見せないことは不健全です。

 

そもそも、善悪は大人にだってそう簡単には判断できません。

暴力はいけませんが、暴力に対抗するための暴力は許されるのか、という問題は、特にここ日本において、憲法改正の是非を問う問題と近いものがあり、そう簡単に善悪を判断できる問題ではありません。

 

 

アンパンチよりも私が問題視しているのは、スポ根ものです。

今は漫画を読まなくなったのでよく知りませんが、昔はスポ根がたくさんありました。

というか、スポーツ漫画は、そのほとんどが根性を美学としたものばかりでした。

 

これも結局その善悪を大人と一緒に考えれば良いのですが、当時はそれが「悪いこと」よりの意見なんてほぼほぼなかったと思います。

つまり、善悪を大人と子供と一緒になって考えているというより、みんなで「善いこと」と称賛していたと思います。

 

上にも書きましたが、アンパンチも含めて、物事の善悪はそう簡単には決まりません。

勧善懲悪自体がフィクションなので、スポ根もフィクションであり、つまり「それはさておき・・」といった議論がなされるべきだと考えます。

その点、アンパンマンは誰がどうみてもフィクションなので、思考のきっかけを作りやすい。

 

 

程度の問題もありますが、「場合によっては悪」と判断されるものも子供には与えたほうが良いと思うし、結局社会に出るにあたって、そういうものに直面していかざるをえない世の中です。