大学生になってひとり暮らしを始めた時、必要なものの買い出しに行きました。
料理はあんまりしませんが、とりあえず調味料とかもいるかな、と思ってしょう油とソースを。
しょう油とソースってセットみたいなものだと思ってたんですが、違うコーナーなんですね。
しょう油はさておき、ソースがいっぱいおいてあるコーナーへ。
ウスターソース、とんかつソース、お好みソース・・・
いろいろあります。
私「すいません、普通のソースってどこですか?」
店員「ありますよ、これです(と言ってウスターソースを差し出す)」
私「いや、ウスターソースじゃなくて、普通のソースです」
店員「え?普通のソース・・・ですか・・?」
私「そうです、普通のソース!」
このやりとりの意味わかります?
実は私、(大学生の歳にもなって)家にある普通のソースがウスターソースってことを知らなかったんです。
そりゃ店員さんも困りますな・・・
何いってんだこいつ、と思っていたに違いない。
すいません・・・
言い訳させてもらえば、私は普通の・・・じゃなくてウスターソースってほとんど家で使わないんです。
使う機会がない。
とんかつにはとんかつソースをかけるし、お好み焼きにはお好みソースかけますけど、ウスターソースはほとんど使ったことない。
(じゃあなんで買うんだ、というつっこみはごもっともです・・・)
理由はともあれ、私が無知だったのは承知の上で、、、
しょう油とソースっていうセットの言い方、ちょっと考えたらおかしくないですか?
だって、しょう油も英語で言えばソイソース、つまりソースの一種です。
ソースの意味を辞書で改めて調べると、
ソース
洋風の液体調味料、または、かけ汁
とあります。
つまり、総称ですね。
だから、しょう油とソースって、プリウスと自動車、みたいなものです。
うーーーん、、、
もし略すのなら、ソースの方を省いて「ウスター」って呼ぶべきでしょうよ。
じゃあ、なんでウスターって呼ばれなかったのか。
それは、ウスターっていう言葉の意味があんまり浸透していないからだと思います。
とんかつソースとかオイスターソースとかだったら、わかりやすい。
ソースの前が料理名とか原材料名とかを表しているからです。
ホワイトソースも、色を表しているから単純な名前ですよね。
でもウスターは料理名でも原材料名でもなく、イギリスの州名だそうです。
そりゃ広まらないわ。
◆
少し戻って、つまりソースって液体調味料全般をさすから、その種類は膨大。
あげはじめたらキリがないので、逆にこれはソースなの、というものを考えて見ました。
ドレッシングはどうでしょう。
液体だし、調味料として使わないこともない。
で、調べてみると、フランスなんかではドレッシングもソースと呼ぶそうです。
まあ、ソースのカテゴリーに含んで良さそうですね。
じゃあマヨネーズは?
マヨネーズは、液体というにはちょっとドロっとしすぎてるかな、、、
マヨネーズの語源を調べると、
地中海に浮かぶメノルカ島にあるマオンという地名です。
マオンのソース「マオンネーズ」、これがマヨネーズと呼ばれるようになったそうです。
ということで、マヨネーズも語源から探ると立派なソースでした。
◆
傘に次ぐ、「どうでもよいけどなんかオモシロイ、と自分が感じるもの」入りに決定したソース(なんじゃそりゃ)。
今後もソースから目が離せないぜ!