日々じゃーなる

日々の生活でおもったことをなんとなく、でも結構まじめに綴るブログです。 趣味は読書とビリヤード。仕事は音楽関係。

毎回騒がれるノーベル文学賞と村上春樹さん

村上春樹、多和田葉子両氏に注目 ノーベル文学賞、10日発表(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

この時期になると、必ずと言っても良いほど村上春樹さんの名前が上がりますね。

今回こそ受賞なるか?!みたいな。

 

ファンとしてはちょっと残念です。

ご本人のエッセイによると、こうやって騒がれること自体「やれやれ」と思っているようですね。 

職業としての小説家 (新潮文庫)

職業としての小説家 (新潮文庫)

 

 

この本は当ブログで何度も紹介していますが、ここにも文学賞についての考え方が丁寧に書いています。

 

自身も過去に新人賞をとったことによって小説家への道が開けたことを認めています。

だから、文学賞を冷笑しているわけではないんですよね。

でも今の文学賞の乱立や、それで騒ぎすぎるメディアには、参っている様子。

 

本人曰く、賞よりも著書を読んでくれる読者の方を大切にしたい、と。

ファンとして嬉しい言葉です。

 

私だってご本人にはお会いしたことありませんが、著書を読む限り、今年こそは!なんて思っていないんじゃないかな。

 

でも周りは期待して落胆する。

本人不在で、です。

うーーん、、

 

 

やっぱり私は村上春樹さんの本が好きです。

新人ならいざ知らず、発売されたらすぐにベストセラーという作家なので、今さら知名度を上げて、、といったことがなくたって、村上春樹さんの本は購入できます。

 

私は、ファンの1人として、そんな風に思うんですよね。